フランク・ロイドのブログ

フランク・ロイドの徒然

奴隷商人 Ⅷ、第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ
第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年

 ●アルシノエの苦情

 小テントで、ムラー様、絵美様と私、イシス、マンディーサとムスカ、侍女頭のアルシノエが一緒に夕食の席についた。ムラー様がツンデレのマンディーサが、やっと告白したか、おめでたいというので、二人を招待したのだ。


 いやぁ、マンディーサをやっちまわなくて良かったぜ、とムラー様が言って絵美様に思いっきりつねられた。この下品な男め!と睨みつけられている。あなた、マンディーサとアルシノエに手を出したら承知しませんからね!アイリスと二人で火あぶりにいたしますよ!と怒っている。まあ、アルシノエも15才でかなりの美少女だから、ドスケベのムラー様が目をつけるかもしれない。


 絵美様がアフロダイテ号から羊肉とマグロの肉を持ってきたので、串焼きのシシカバブにした。無茶苦茶おいしい。イシスが横に座っているが、元気がない。夕食もあまり食べていない。

第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年 に続く。

シリーズ『奴隷商人』 

奴隷商人 Ⅰ



奴隷商人 Ⅱ



奴隷商人 Ⅲ



奴隷商人 Ⅳ



奴隷商人 Ⅴ



奴隷商人 Ⅵ



奴隷商人 Ⅶ