直美とミキ Ⅰ
直美とミキ Ⅰ
●関西国際空港
●新幹線
●直美のマンション、小倉
「さあ、小倉に戻ろうか?」
「うん・・・なんか、寂しいね」
「いいえ、私たち、やることがあるじゃない?」
「そうだよね・・・ねえ、直美さん?」
「なに?」
「彼がいない間、寂しくなっても、私がいるから、なぐさめてあげる」
「あなた、レズじゃないって言ったでしょ?」
「レズって、対象は女性全般でしょ?私は、直美さん限定の同性愛だよ。目覚めちゃった」
「やれやれ」
-∞- -∞- -∞- -∞- -∞- -∞-
ミキちゃんと新幹線の中で話して、彼女は私のマンションに住むことになった。全財産が今持っているバッグだけなんで、引っ越しは必要ないのだ。彼女は身ぎれいだけど、スーツケースならわかるが、あんなバックひとつで服から下着から詰め込むのってすごい。ミニマムの持ち物なんだろう。でも、もっと服や靴は買わないと。明日、服を買いに一緒に行こう。
漫画喫茶を転々として、コインランドリーで洗濯、ファストフード店で食事するなんて生活じゃあダメだものね?いやいや、彼女の言う『寂しくなっても、私がいるから、なぐさめてあげる』目当てじゃないわよ。ない!絶対にない!
・・・初日からやってしまった。
寝場所を決める。私のソファーはソファーベッドにもなるので、彼女はそこで寝ることにした。自分のベッドに潜り込んで、一昨日から起きたことを反芻した。彼が私のお店に来て、ミキちゃんがとんでもないことを言い出して、二人がフェリーで大阪に行っちゃって、私は・・・
あれ?ミキちゃんが羨ましかったのかしら?何か起これと念じたのかなあ?でも、私がストーカーよろしく追いかけなかったら、美術の話にもならなかったと思う。それで、ミキちゃんは彼とエッチィして、大阪で別れて、こっちに帰ってきて、また、プーに戻ったのかも。そう考えると、私のとった行動は、結果的にみんなハッピーになったのかも。なんて考えながらウトウトしていた。
ゴソゴソとベッドに潜り込むヤツがいる!おい!
「直美さん、あれこれ考えて眠れない。ちょっと添い寝して良い?」
「添い寝だけですからね!あっちの方向に目覚めないでね!」
「あっちってどっち?」
「レズ!」
「え?直美さん、したいの?」
「しません!」
続きは、直美とミキ Ⅰ
ミキと明彦 Ⅰ
●小倉のバー
ミキと明彦 Ⅱ 2ページへ
●海上
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ミキと明彦 Ⅲ 3ページへ
●直美のバー
●スイートルーム1
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ミキと明彦 Ⅳ 4ページへ
●バスの車内
●スイートルーム2
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ミキと明彦 Ⅴ 5ページへ
●大阪南港
●大阪のホテルへ
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ミキと明彦 Ⅵ 6ページへ
●またスイートルーム!1
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ミキと明彦 Ⅶ 7ページへ
●またスイートルーム!2
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ミキと明彦 Ⅷ 8ページへ
●関西国際空港
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アイーシャとアキヒコ
メグミとアキヒコ、エピソード Ⅰ
メグミとアキヒコ、エピソード Ⅱ
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メグミとアキヒコ、エピソード Ⅲ
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恭子と明彦、エピソード Ⅰ
恭子と明彦、エピソード Ⅱ
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恭子と明彦、エピソード Ⅲ
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恭子と明彦、エピソード Ⅳ
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薫と明彦、エピソード Ⅰ
薫と明彦、エピソード Ⅱ
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薫と明彦、エピソード Ⅲ
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