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第四章 卑弥呼 六話 二人のアマテラス Ⅲ

シリーズ『北千住物語』第四章 卑弥呼 六話 二人のアマテラス Ⅲ


あらすじ


実家の神社に紗栄子とアキラを招いて、なぜか「神道の話を二人に知っておいて欲しくって」と言う純子。


純子に内緒で体の関係を持っている紗栄子とアキラは気が気ではない。そんなことには関係なく、純子は、大学の神道学科の授業でもしているように二人に巫女の歴史などを説明し始めた。


純子が「私の守り神としては、木花開耶姫(このはなさくやひめ)なのでしょうか?わかりませんけど。木花開耶姫は、大山祇神の次女で、天照大御神の孫のニニギノミコトの妻となった神様です。長女は石長比売(いわながひめ)と言って、長女次女セットで大山祇神はニニギノミコトに差し出したのに、石長比売(いわながひめ)は醜女だったので、ニニギノミコトは送り返してしまった。セットで一夫多妻だったら、ニニギノミコトと子孫は、長寿をものにしたのに、美しい木花開耶姫(このはなさくやひめ)だけ娶ったので、寿命が人間並になってしまったということ。一夫多妻でもいいのにね?」と言う。


紗栄子は、その最後の「一夫多妻でもいいのにね?」という純子の顔がニヤリとしたような気がした。気のせいだよね?怖いよぉ~。





二人のアマテラス、二枚の八咫鏡
第四章 卑弥呼 四話 二人のアマテラス Ⅰ
 1)純子の訪問
 2)冷や汗
 3)放課後
 4)自衛隊と防衛大学校
 5)美久と純子
 6)九字を切る
第四章 卑弥呼 五話 二人のアマテラス Ⅱ
 7)鬼門と裏鬼門
 8)巫女のお仕事
 9)純子と直子
 10)姫様の口寄せ
 11)処女を失くすの本当の意味
 12)危険な除霊
 13)内結界、五芒星
第四章 卑弥呼 六話 二人のアマテラス Ⅲ
 14)神道と神職、巫女
  (1)天鈿女命の舞
  (2)一神子(いちかみこ)
  (3)巫女禁断令
  (4)淫祠邪教
  (5)口寄せ(くちよせ)
  (6)神社の本坪鈴(ほんつぼすず)の歴史
  (7)鈴の音色には魔除けの力がある
  (8)神楽鈴
  (9)巫女の訓練
  (10)御祭神
第四章 卑弥呼 七話 二人のアマテラス Ⅳ
 15)二人のアマテラス、二枚の八咫鏡


登場人物


紗栄子  :美久の手下、高校2年生、自衛隊に入隊予定。アキラのセフレ、純子の親友
冨澤アキラ:紗栄子のセフレで純子の彼氏、童貞だったが紗栄子と初体験
時任純子 :氷川神社の娘、長女。アキラの彼女、処女だったがアキラと初体験、紗栄子の親友
時任直子 :氷川神社の娘、次女。超常能力では純子よりも上。


後藤順子 :美久の元手下、美久のレディースの後釜の総長、高校3年生
恭子   :身長145センチのチビの小悪魔のレズ、順子の手下、高校2年生
智子   :合法JK、恭子がヤク中にして、売春をさせられる
曽根崎綾子:恭子を呪縛する彼の法の集団の末裔。呪い代行・呪術代行を行う


佳子   :美久の手下、高校2年生
鈴木一朗 :内科医院で佳子に出会い付き合い始める、借りている部屋で超常現象が・・・


兵藤武  :渋谷に実家のある大学1年生。義妹に迫られて一人暮らしを決意、美久の彼氏、童貞
兵藤楓  :武の父親の再婚相手の連れ子、母はCA、兵藤武の義妹、高校2年生、処女
田中美久 :北千住の不動産屋の娘、元レディースの総長、元ヤン。大学1年生、武の彼女、処女
丸尾鉄平 :兵藤武の大学の数学科の同級生。オタクで女性恐怖症。楓はセーフ。武の紹介で楓と付き合う、童貞


吉川公美子:小料理屋分銅屋の女将さん、元物理学科の大学院卒
節子   :美久の手下、高校2年生、分銅屋でアルバイトをする