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よこはま物語、ヒメと明彦11、ファンと浩司編、ヒメと明彦 XXXXXIV

ヒメと明彦 XXXXXIII からの続き。

よこはま物語
ヒメと明彦11、ファンと浩司編
ヒメと明彦 XXXXXIV
 1977年7月24日(日)
 ●後藤恵子 XV

朝から

 朝の斜めの陽光が分厚いカーテンの隙間から差し込んでいて、それが目を射たのだろう。起きてしまった。眩しい。


 目の前には、マシュマロのような慶子のオッパイ。慶子の胸に顔をつけて寝ていたようだ。ほどよい大きさのピンクの乳首が目の前にあった。思わず吸った。慶子は寝ているのに乳首は勃って固くなる。舌で転がす。慶子が寝ているのに気持ちよさげに呻く。無意識に私の頭を両手で抱えた。私も寝ていてこういうことをされたら、夢の中で気持ちよくなるのかしら?今度永福にやってもらおう。


 慶子が全然目を覚まさないので、私に絡んでいた脚を開かせて、あそこを触ってみる。濡れ濡れになっている。慶子は私よりも濡れるんだ。お尻をつたってシーツにまでたれているみたい。指二本でそっと掻き回してみる。慶子が腰をグラインドした。腰を突き上げる。なんか、私、慶子の体を開発しているみたい。


 慶子が弱いGスポットを擦る。ヒダがゾワゾワして粘膜が指にまとわりついた。私のもこうなっているのかな?自分のを触ると感触がちょっと違うみたい。永福の言っていた締まり方にも違いがあるってこういうことだったんだ。ああ、あ!気持ちいい。


 慶子が、あ、あ、あ、ああ~ん、と可愛い声を出した。左手の指を慶子のお口に挿れたらチュパチュパ吸い出した。まだ、起きないの?右手の指を根本まで慶子のに差し込んだ。何かにあたる。子宮が下がってきたのかな?男性は下がってきたこれを押し込んでいるのだろうか?あれ?私も同じじゃん!下がってる!


 後ろから「レイニー、斎藤さんが寝ているのにイタズラしてるのか?」と永福の声がした。彼はもうひとつのベッドに寝ていたのか。目の前に乳首があったから、吸ってみたらこうなったのよ、と答えた。答えになってないけど。


 慶子がイヤイヤをするように首を振った。え?え?恵子、何してるのよ?と言う。彼女、起きたみたい。ああ、ダメ!掻き回しちゃあダメ!と言う。それって、イヤよイヤよは、ということ?もっと掻き回す。乳首を軽く噛む。体をヒクつかせてのけぞって逝ってしまった。私の頭をギュッと抱きしめる。


 慶子が目をこすりながら「恵子、ひどいなあ。私が寝てるのに私の体をイタズラしたのね?あら?徐さんは?」と言う。「隣のベッド」と答えた。


「み、見られていたの?」と慶子。
「そうみたいね」
「は、恥ずかしい!」
「慶子、永福に抱かれて、あれだけヨガってすすり泣いて、いまさら『恥ずかしい』もないもんだよ」
「叔父とこんなことしたことないから・・・」
「後悔しているの?」
「いいえ、1回だけって惜しいなって・・・」
「そうでしょ?これ、癖になる!結婚しても内緒でしようっか?」


「レイニー、1回だけって言っただろ?」と隣のベッドから永福。
「慶子がもっとしたいっていうんだから、1回だけって撤回して良い?」
「やれやれ」
「徐さん、恵子にイタズラされたから、また欲しくなったわ・・・」と慶子が体をくねらせた。ベッドの上だと可愛くなるんだね。人格が変わる。
「永福、頂戴だってさ」
「レイニー、夜だったら恥ずかしくないけど、もう陽が昇っていて、これすごく恥ずかしいだろう?」
「永福、あなた、こういう機会は次にいつ来るかわからないわよ。私はいつでも抱けるけど、慶子は違うでしょ?慶子が腰を突き上げているんだから、挿れてあげなよ」
「まいったな」
「言い訳気味に言わない!したいならしたいと言いなさい!」
「徐さん、お願い!我慢できない!」と永福のベッドの方に向いて慶子が言う。


 まだ日が昇ったばかりで、友だちが婚約者に犯されている横で寝転がって見ている、というのは、慶子の言うシュールだ。男性の方が臆病みたいだね。永福はおそるおそるって感じ。慶子は吹っ切れている。自分から脚を開いて永福を受け入れている。腰を自分でグラインドしている。あらら、結婚前に慶子を開発しちゃったわね。叔父さんとの経験だけだったからなのか、慶子が意外とウブで恥ずかしがり屋なのがわかった。


 永福は何度私たちとしたんだろう?射精だけで10回以上。まだできるなんて、私の永福は強いね。この回数を一人で受けたらヘトヘトになって死んでしまったかもしれない。慶子とシェアしたから、まだ余裕がある。


 永福、つながったまま、モゾモゾして慶子の上体を抱え上げた。あぐらをかいて、慶子の体を腰の上にのせた。婚約者の前でその友人を対面座位で犯すなんて!それを見て軽く逝ってる私!


「あ!なに?これ、なに?奥までとどいてる!こんなことされたことない!徐さん、そこ、そこ、良いわ!あ~~~」とのけぞる慶子。永福が彼女の背中に腕を回して支えている。慶子が自分から腰を上下させて、もっと彼のを飲み込もうとしている。


 自分でいじっていたら、慶子みたいに溢れてきてシーツにしたたった。指ですくって慶子に舐めさせた。夢中で私の指を吸う慶子。私と永福で慶子を玩具にしている。慶子が久美子を横浜に連れてきたら、横浜でもできるかも?と悪魔が耳元で囁く。


 結局、慶子と永福に私も虐められた。これ、キリがないわね?グッタリした。あ!お腹が空いた!

神戸の台湾マフィア

 朝食の席はホテルのガーデンにした。小さいガラスのコップにフレッシュジュースが5種類。作りたての温かいブラウンブレッドにハムをのせる。ナッツとコーンフレーク。エッグブレーカーで卵の殻を割るのは楽しい。重りを落とすと殻の上の部分だけ割れるのだ。


 正気に戻った慶子がいつものお澄ましした感じで上品に食事している。慶子、さっきとは打って変わって普段の慶子なのね?と虐めてやる。慶子にものすごく睨まれた。


「レイニー、斎藤さんを虐めるんじゃない!」と永福。
「あら?慶子の味方になったの?永福?でも、『ケイコとケイコ』ってややこしいわね」
「やれやれ。昨日、キミらが病院に行っている間に調べたことを話していいか?斎藤さんにももう隠し事はナシだろ?」
「あらら、男って、肉体関係を持つとそうなるのよね?だから部長刑事がベラベラ私に・・・ゴ、ゴメンナサイ・・・」
「いいよ、別に。さっきまでのでチャラになったんだろ?俺も斎藤さんと・・・まあ、その御蔭でレイニーはいっぱい変なことを覚えたんだから。丹田をあの時押すなんて。漏れそうになったよ」
「徐さん!止めて!私は・・・も、漏らしたんだから・・・」慶子が真っ赤になる。澄ました表情が崩れる。今度このネタで虐めてやろう。私ってワルだね。「徐さん、国際人身売買の話は、全部聞いていないけど、調べたことを聞きたいわ」


 永福は、私たちが病院で久美子と会っている間に、南京町の客家の知り合いに会いに行ったそうだ。久美子たちが救出されて、台湾マフィア5人が逮捕され、事務所が家宅捜索されたので、マフィアはカンカンだそうだ。数千万円の取引がおじゃんになって、これからビジネスが続けられるかわからないので、当然だ。横浜の在日米軍郵便局の事件と関連があるとマフィア共は睨んでいる。横浜の台湾野郎どもに、10人の増援部隊を送る話は続行。南京町の方もメンツを潰されたからだ。ハジキも用意して、銃撃戦も辞さないそうだ。


「仕方がなかったとはいえ、キミと良子、ファンファンがしでかしたことで、話が広がった。ハジキまで持ち出されたら、こっちは今までの肉弾戦では対応できなくなる。うまく加賀町署を巻き込んで、警察に対処してもらわないといけないが、この話をどう加賀町署にもっていくかだ」
「H飯店のおバア様に相談してみましょう。キャリアの署長をなんとか動かせないかって」
「そうか。その時、レイニーの例の副署長と部長刑事の関係を使って、加賀町署の恥部を公にするぞ、と脅そうか?それを握りつぶす代わりに、台湾の連中を逮捕できると誘おう。それで、レイニーは責任を取って辞職する。どうせ、辞めるんだからな」
「永福、あなたもワルね?」
「夫婦になるからな。お互い様だ」


「私も何かできると思う」と慶子。「警視長の息子と結婚するでしょ?そうなったら、彼は私を抱きたくてウズウズしているみたいだから、早速、明日にでも彼に抱かれるわ。それが人質。それで、将来の義理の父親に頼み込んでみようかしら?冷凍倉庫の件の第一発見者は私でしょ?偶然、南京町の情報屋から台湾マフィアの連中の悪巧みを耳にした、とか言ってね」
「慶子、こんなことのために、警視長の息子とセックスするの?」
「あら、どうせ、いつかは抱かれないといけないじゃない?私は問題なしです。叔父の関係も精算しないといけないんだし」


「久美子ちゃんはどうする?」
「彼女、上野の男に売られたみたいでしょ?上野の男も逮捕しないとダメでしょう。私が東京まで彼女を連れて行って、警視庁で取り調べを受けさせて、上野の男を警視庁に捕まえさせる。それで、刑事事件はおしまい。後は、少年課として、彼女を横浜まで送り届ければいいのよ。出張扱いになるから、久美子ちゃんと私の旅費も出る。H飯店まで彼女を連れて行くわ・・・それで、徐さんと恵子にも会えるから・・・」
「慶子!あなた、今、良からぬことを考えたでしょ?」
「二回目、いいじゃない?ダメ?徐さん、ダメですか?」
「・・・レイニーが良ければ・・・」
「永福!人をダシに使うな!したいのね?慶子とまたしたいのね?」
「ああ・・・認める」
「私は良いわよ。慶子の体、スキだもん。これで慶子の体をもっと開発したら、警視長の息子も幸せ。夫婦円満になる!」
「私は恵子みたいになれないわよ。まだ、恥ずかしいんだから」
「男はね、あなたみたいに恥ずかしがる女がスキなの!ね、永福?」
「確かに、昼間の毅然とした斎藤さんと夜の顔は違うもんな。あのギャップは感じる」
「私はどうなの?」
「レイニーは、夜のあの娼婦みたいなのが逆に感じる」
「ほほぉ、まだチェックアウトまで時間があるわね。処女みたいに恥じらう巡査と娼婦みたいな巡査とまたやる?」
「・・・まだ、やるのか?」
「うん」

ヒメと明彦 XXXXXIV に続く。