雨の日の拾い者 (総集編1)
雨の日の拾い者 (総集編1)
「雨の日の拾い者」まえおき
シリーズ『雨の日の美術館』の遠藤実、早紀江のお話を分けました。「雨の日の美術館」で尾崎と比嘉美香が上野の森美術館で出会ってから1週間後の出来事。尾崎の部下の遠藤実と遠藤早紀江の物語。
「総集編1」とあるように「総集編2」もあります。69,136文字になってしまいました。やれやれ。「まえがきとあらすじ」を含め11ページ。最後に『雨の日の美術館』と『アニータ少尉のオキナワ作戦』に連結されます。
シリーズ『雨の日の美術館』
シリーズ『アニータ少尉のオキナワ作戦』
アニータ少尉のオキナワ作戦(16)(19)、雨の日の美術館
あらすじ
金曜日の真夜中、ぼくは終電二本前で住んでいる北千住まで帰ってきた。近道を通ろうと寂れた公園のある道を通りがかった。公園の中で女性と男性が揉めていた。無理やりホテルかカラオケにでも連れ込もうとしていたようだった。
ぼくが助けたのは3年生の女子高生。彼女は自宅の大宮まで戻るお金を持っていないという。一人暮らしでお金を借りる相手もいない。仕方なく、ぼくは彼女をぼくの部屋に泊めることにした。彼女の名前は遠藤早紀江。偶然にもぼくと同じ苗字で7歳年齢が違うんだ。
何の話の流れか、私の処女もらって!同棲して婚約しましょ!となる。う~ん、なんなのだ?
問題はぼくが国家機密を扱う防衛省の公務員ということ。
目次
第1話
●2017年11月17日(金)、夜の公園にて
●2017年11月18日(土)、ミノルの部屋 Ⅰ
第2話
●2017年11月18日(土)、ミノルの部屋 Ⅱ
第3話
●2017年11月18日(土)、ミノルの部屋 Ⅲ
第4話
●2017年11月18日(土)、ミノルの部屋 Ⅳ
第5話
●2017年11月18日(土)、神社
●2017年11月18日(土)、早紀江の部屋 Ⅰ
第6話
●2017年11月18日(土)、愛子叔母様
●2017年11月18日(土)、早紀江の部屋 Ⅱ
第7話
●2017年11月18日(土)、北千住の分銅屋
第8話
●2017年11月18日(土)、ミノルの部屋 Ⅴ
●2017年11月19日(日)、ミノルの部屋 Ⅵ
登場人物
尾崎紀世彦:防衛省防衛装備庁航空装備研究所上級技師、ミノルの上司
比嘉美香 :尾崎の恋人。石垣島出身の建築設計事務所勤務
遠藤実 :尾崎の部下。防衛省防衛装備庁航空装備研究所技師
遠藤早紀江:遠藤実の婚約者、高校3年生
時任純子 :氷川神社の娘、長女
時任直子 :氷川神社の娘、次女
吉川公美子:小料理屋分銅屋の女将さん
後藤順子 :高校3年生で傷害事件で中退、分銅屋のアルバイト
節子 :高校2年生、分銅屋のアルバイト
田中美久 :北千住の不動産屋の娘、元ヤン。大学1年生
●中華人民共和国、人民解放軍
楊欣怡少校:ヤン・シンイー、人民解放軍海軍所属、在日中国大使館武官
金容洙少尉:キム・ヨンス、人民解放軍海軍所属、日露のスパイ
●中華民国
蔡英文 :中華民国総統
陳寶餘陸軍大将:中華民国国防部参謀本部参謀総長
●東ロシア共和国
エレーナ :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少佐
アデルマン :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍大尉
アナスタシア :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少尉
アニータ :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少尉
スヴェトラーナ:東ロシア共和国、東部軍管区陸軍少尉
土屋と本間 :佐渡ヶ島島民、アニータとスヴェトラーナの夫
ソーニャ :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍准尉、
コリアン族(朝鮮族)のロシア人、
広瀬二尉の婚約者
カテリーナ :東ロシア共和国、東部軍管区陸軍伍長
●自衛隊南西諸島守備統合部隊
紺野美千留 :航空自衛隊二等空佐。自衛隊情報保全隊調査第2部、
内閣情報調査室出向、統合部隊指揮官
富田 :公安警察、沖縄県の親中国反日本活動の調査担当、
紺野とチームを組む
南禅久美子 :航空自衛隊二等空佐、防衛省防衛装備庁航空装備研究所
所属、尾崎・遠藤の同僚
羽生健太 :航空自衛隊二等空佐、防衛省防衛装備庁航空装備研究所
所属、尾崎・遠藤の同僚
鈴木三佐 :航空自衛隊二等空佐、エレーナ少佐の婚約者
卜井、藤田、佐々木:佐渡ヶ島作戦からのマスコミクルー
●自衛隊、先島諸島防衛水陸機動団
広瀬二尉 :東ロシア輸送船団に同乗する陸自水陸機動団の指揮官、
ソーニャ准尉の婚約者
畠山三佐 :鈴木の同期、水陸機動団指揮官、広瀬二尉の上司

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