フランク・ロイドのブログ

フランク・ロイドの徒然

第14話 洋子5、1985年12月11日(水)、ペニンシュラホテル、第ニユニバース


シリーズ『A piece of rum raisin - 第2ユニバース』

第14話 洋子5、1985年12月11日(水)、ペニンシュラホテル、第ニユニバース


第13話 洋子4、1985年12月9日(月)、日本、1985年12月10日(火)、ニューヨーク市警の続き


あらすじ
森絵美殺害の調査で、ニューヨークに乗り込んだ奈々(絵美)、明彦、メグミ、洋子の4人(5人?)。既に、1986年では、彼らの記憶には第一ユニバースの類似体の記憶が転移していた。


第12話 洋子3、1986年11月14日(金)、ニューヨーク、第ニユニバース(novel/18594352)で森絵美殺害の調査をしているメグミ、奈々(絵美)、ニックは、いろいろな組織をつつきすぎて、正体不明のグループと銃撃戦をしていた。


この話は、その記憶転移が起こっていない1年前、1985年の絵美が射殺された直後の話。


絵美が射殺された話を明彦から聞いた洋子は、絵美の母親と明彦を助けるためにニューヨークに乗り込んだ。早速、ニューヨーク市警のノーマン警視と打ち合せる彼女。


明彦がケネディ国際空港に着いたのは午前8時だった。まだ夏時間になっていないので、時差14時間、飛行時間もほぼ14時間。つまり、11日の朝に成田を出れば、11日の8時にニューヨークに着く、ということだ。10日にビザの手配、チケットの手配をすませた。パスポートは会社の指示で作らされていた。海外で何かあると応援に行かないといけない、ということで。


水曜日は、銀行に行って日本円を50万円ほどおろした。それをドルのトラベラーズチェック30万円相当とキャッシュ20万円相当に換えた。だいたい、クレジットカードで済むだろう。(財閥系の会社のいいところは、三井銀行のビザカードが入社当初からゴールドカードであることだ。限度額は300万円。足りるだろう)現場の太田所長に連絡して、宿泊先とホテルの電話番号を伝えた。同じ内容をFAXした。


● 第1話
  誘惑、1986年10月10日(金)第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
● 第2話
  転移、1986年10月11日(土)第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
 第一ユニバース、2010年
● 第3話
  交代、1986年10月11日(土)第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
 第一ユニバース、2010年
● 第4話
  デート、1986年10月11日(土)第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
 第一ユニバース、2010年
● 第5話
  神岡鉱山、2025年9月8日(月)、第三ユニバース
  高エネルギー加速器研究機構、2010年5月11日(火)、第三ユニバース
● 第6話
  買い物、1986年10月11日(土)第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
  第一ユニバース、2010年
● 第7話
  融合、1986年10月11日(土)第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
● 第8話
  渡航、1986年10月12日(日)第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
● 第9話
 第一ユニバース、2010年
● 第10話
  洋子1、1986年10月20日(月)、モンペリエ、フランス、第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
● 第11話
  洋子2、1986年11月11日(火)、ニューヨーク、第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
● 第12話
  洋子3、1986年11月14日(金)、ニューヨーク、第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)の1年後
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)当時のニューヨーク
● 第13話
  洋子4、1985年12月9日(月)、日本、ニューヨーク市警、第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)当時のニューヨーク
● 第14話
  洋子5、1985年12月11日(水)、ペニンシュラホテル、第ニユニバース
→ 森絵美殺害(1985年12月7日)当時のニューヨーク


登場人物


島津洋子(第二): 仏モンペリエ大学の法学教授、1952年生まれ、1985年33歳
宮部明彦(第二ユニ):1970年12歳転移、1985年27歳


●アメリカ、NYPD、監察医務局
ノーマン  :NYPDの警視、森絵美の捜査担当
マーガレット:ニューヨーク市監察医務局監察医、医学博士、森絵美の捜査担当


●フランス、洋子関連
島津洋子(第二): 仏モンペリエ大学の法学教授、1952年生まれ、1986年34歳
ピエール:仏モンペリエ大学の洋子の同僚
ジョン :ピエールの友人の米国人。フランス外人部隊の退役軍人。


●アメリカ、ハワード&ニック探偵事務所(ジョンの紹介の探偵事務所)
ハワード:アイリッシュ系白人男性、身長180センチ
ニック :黒人男性、身長200センチ
マリー :秘書、白人金髪女性、日本語を話す、捜査情報収集


●ビル・ゲイツ(第一、第二):マイクロソフト創始者
ビル・ゲイツ(第二):第一、第二での洋子たちの資金源。1955年生まれ、1986年31歳


●日本
森絵美  (第二ユニ):1979年21歳転移、1985年27歳の時NYで射殺、死亡
神宮寺奈々(第二ユニ):1979年21歳転移、1986年28歳の時絵美の記憶が転移、二つの人格
加藤恵美(第二ユニ):1978年20歳転移、1986年28歳


タイムライン


森絵美殺害日:
 1985年12月7日(土)午前11時米国時間
 1985年12月8日(日)日本時間
森の母への殺害連絡:
 1985年12月7日(土)米国時間
 1985年12月8日(日)日本時間
森の母から明彦への連絡:
 1985年12月8日(日)米国時間
 1985年12月9日(月)日本時間
洋子のNY入り:
 1985年12月10日(火)午前米国時間
 1985年12月11日(水)日本時間
森の母のNY入り:
 1985年12月10日(火)午後3時米国時間
 1985年12月11日(水)日本時間
明彦のNY入り:
 1985年12月11日(水)午前8時米国時間
 1985年12月12日(木)日本時間
洋子たちとノーマン・マーガレットの面会日:
 1985年12月11日(水)午後1時半米国時間
 1985年12月12日(木)日本時間