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エレーナ少佐のサドガシマ作戦(26) 北、佐渡上陸 Ⅱ

エレーナ少佐のサドガシマ作戦(26)
北、佐渡上陸 Ⅱ

「ミーシャ、気をつけないと、キミの可愛い頭が吹っ飛ぶぞ!」と小野。

「あら?そうなったら、お嫁にいけませんわね」

「俺、怖くてオシッコ、チビリそうだよ」

「私、ナプキンをつけてきたから、大丈夫よ」

「クソっ!オシメしてくればよかったぜ!」


 右方向から北の兵士がAK-72を構えた。アニーがそいつを横殴りに連射して仕留める。相手はジリジリと後退する。そこに他のロシア兵も駆けつけて、後退する北の兵士を横薙ぎに一斉射撃して仕留めた。誰かがグレネードランチャーを発射して、相手が吹っ飛んだ。


「スヴェトラーナ、どうなってる?」とヘルメットのマイクに大尉が怒鳴る。

「大尉、相手は後退して、陸自の海兵隊に向かってます。姫津漁港、胎蔵寺のある集落方向!」

「追撃するか?」

「ハ!こちらも合流します。大尉と少尉の隊は中央突破で願います!」


「アニー、聞いたか?中央突破だぞ!」

「お安い御用で!」