フランク・ロイドのブログ

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ヒメと明彦 第5章、ヒメと明彦 XVIII

 私は、仲里美姫、ヒメを不幸のどん底に落とさないといけないわけでして、それをどうするかを思案中。だいたい、先走って、結末の序章がアップされてます。

ヒメと明彦 第4章、ヒメと明彦 XIII


 これ以降はもう書いてしまったわけで、結末を変えるには、この話を撤回しないといけない。


 撤回して、ヒメが不幸のどん底に落ちないと、それ以降の雅子の話はなくなり、雅子が不幸のどん底に堕ちる話もおじゃんで、それにまつわる登場人物もみな存在しないというタイムパラドックスになる。そうなると、第5ユニバースになるわけで、思案中です。

ヰタ・セクスアリス(Ⅰ)、雅子 総集編3 

 ●絵美と洋子1、1983年1月15日(土) 


 読んでいる人はそんなこと別に構いませんが、フィクションを書いていると、感情移入してしまいます。ヒメが可哀想だ、ということになる。小説の中の高橋良子が勝手にストーリーを変えてくれればなんとかなると思いますが。

ヒメと明彦 第5章
ヒメと明彦 XVIII

登場人物

宮部明彦    :理系大学物理学科の1年生、横浜出身
仲里美姫    :明彦の高校同期の妹、横浜の女子校の3年生
高橋良子    :美姫の高校の同級生
生田さん    :明彦のアパートの大家、布団屋さん
山屋良平    :明彦のアパートの近所の酒屋の息子
坂下優子    :美姫と良子の同級生


小森雅子    :理系大学化学科の学生、美術部。京都出身、
         実家は和紙問屋、明彦の別れた恋人
吉田万里子   :理系大学化学科の1年生、雅子の後輩、美術部


内藤くん    :雅子の同期、美術部、万里子のBF
田中美佐子   :外資系サラリーマンの妻。哲学科出身


加藤恵美    :明彦の大学の近くの文系学生、心理学科専攻
杉田真理子   :明彦の大学の近くの文系学生、哲学専攻


森絵美     :文系大学心理学科の学生
島津洋子    :新潟出身の弁護士


清美      :明彦と同じ理系大学化学科の学生、美術部

 1976年4月10日(土)
 ●Miki Nakazato Ⅴ


「女子校は男子校と違って、そんなことはないだろ?」
「キミは知らない!女子校の真実を!女生徒8人部屋で、消灯時間の後、十数分後には3組のお布団から布団の擦れる衣擦れの音とため息が聞こえてくるのよ」
「その3組の中のひと組が私と美姫だったわね」と良子が話に割り込んでくる。こら!太腿から手を上に擦り上げるんじゃない!
「やれやれ」
「フフフ、もう二人共我慢するのを諦めたら?何も明彦を美姫から取っちゃおうということじゃないもん。ちょっと二人のおすそ分けが欲しいだけ・・・」首にちゅ~するな!
「明彦!どうにかしてよ!私の背中に背の高い発情した美少女がしがみついて、体をまさぐっているんですからね!」
「ぼくは耐えてる」


 え~、本当?と私の体の上を明彦の方に発情女が手を延ばそうとしたから、手を握って押し戻した。


「あ~、良子、眠くなってきたかもぉ~」あんたね、いつもは自分のこと良子呼びなんてしないだろ?
「嘘つけ、良子」と良子の方に向き直る。し、しまった。彼女の顔が正面に。
「あら?美姫は眠れないの?良いわよ。良子が抱いて寝付かせてあげる」としがみつかれる。こいつ、シャワーを浴びてないのに良い匂い。
「明彦ぉ~!」
「ヒメは性の防波堤として生贄になってください」
「明彦!」
「理性が吹き飛びそうだ」


「二人ともぉ~。おまじないを教えてあげるわ。ウイスキー1本半三人で飲んだんだから、これは酔った勢いなのよ。明日の朝、目覚めるとよく覚えてないけど、何か良いことがあったかなぁ~、いい夢をみたなぁ~と、そんなものよ。深く考えちゃダメよぉ~」こ、この魔女めが!


「う~ん、ダメだ!耐え難い!」と明彦が私の方に寝返る。ダメ!挟まれた!彼が抱きついてきた。こら!腰を私のお尻に擦り付けるんじゃない!固いのがお尻に当たるだろ!
「あら、明彦、こっちに来たのね?」と私を挟んで良子が腕を回して彼の腕に手を重ねた。あ~、私のもともと根性のない理性が吹き飛ぶ。なぜか、ビニールのタンスに放り込んだ特売コンドームの箱が脳裏をかけめぐる。イカン!


 そりゃね、何が起こるかって言うと、当然のことが起こるわけです。位置的に私は良子と明彦に挟まれているのですから、二人は私の体をまさぐってもてあそばれるのです。わかります?一人の男子しか経験のない、三人なんて経験のない女子高生がですね、前後から酔っ払いの発情した女と男に抱きつかれているわけです。私も酔っ払いですが。


 最初は遠慮している良子の手が私のパジャマに侵入します。お~い。パジャマの中で指をもそもそさせると、パンツの裾から指を挿れてくる。発情男子は私のパジャマのお尻の部分を引き下げて、パンツの上からお尻を触る。私のお尻でこの二人が手を握りあって、私のほうぼうを共同作業で触りだす。発狂します。


 良子にパジャマのズボンとパンツを脱がされました。下半身丸出し。良子のヤツもパンツを脱ぐ。ブラもとっちゃう。明彦も後ろでパジャマとパンツをおろしている様子。こ、こいつら!


 酔っていると言っている良子は「特売のコンドーム、タンスに放り込んだって言ってたわね?」とれーせーに素っ裸で四つん這いになって、タンスに這っていく。長い髪が背中に張り付いている。いやらしい。ジッパーを開けてタンスの下に落ちていた箱を見つける。あった!と嬉しそうに言います。


 嬉しそうにコンドームを一枚(あれ?一個って数えるんだろうか?)取り出すと、ピリッと包装をはがして、例のゼリーでベトベトしている物質を取り出します。「明彦、自分でつけちゃう?それとも、私がお口でつけてあげようか?」恐ろしい女。さすがに彼は自分でつけるらしい。お布団の上で良子がベトベトを彼に渡す。後ろでゴソゴソしてる。


 私は右脚を持ち上げられて、脚を開かせられます。あれを私のあそこに擦り付けて侵入口を探って、挿れられる。良子は明彦と私のつながった部分に長い指を這わせて、私と彼のを触る。突起を触って彼のを親指と人差指で輪っかを作って触っている様子。私は意識が飛びそう。

ヒメと明彦 第5章、ヒヒメと明彦 XVIII に続く。