恭子と明彦、エピソード Ⅲ 電話の呼び出し音って、たまにドキドキしないか?ぼくはした。 「もしもし、浅井ですがぁ~」と恭子の明るい声がする。 「明彦だけど・・・」と思いっきり暗い声がする。 「あ!生きてたの?論文、提出できたの?」と彼女。 「無事、おととい提出できたんだ。ありがとう」 「じゃあ、... 続きをみる
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薫と明彦、エピソード Ⅲ 「当たり前じゃないか?メイクラブはしたさ。一種のコミュニケーションだ。だけど、カオルはぼくの物じゃないし、ぼくはカオルの物でもない。単に、ぼくらは寝る前よりも近しい存在にお互いなっただけだよ」 「近しい存在?」 「親にも見せたことがないことをして、キミは悲鳴をあげて」とぼ... 続きをみる
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薫と明彦、エピソード Ⅱ ぼくはエレベーターの壁に手をつき、カオルを見下ろして言った。「まだ、気が変わらないか?帰ってもいいんだよ。送っていくよ」とカオルに行った。ハンカチで鼻を拭いていたカオルは、「気なんか変わらない。早くチェックインして、部屋に行って抱いてよ」と言う。エレベーターがぼくらの部... 続きをみる
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恭子と明彦、エピソード Ⅱ ●1981年12月11日(木) 恭子は最初の日と同じウールのミニのワンピースを着て、同色の紫のストッキングをはいていた。ぼくのベッドに腰をかけ、太腿の下で手を組んで、自分の足の指を見ていた。ミニのスカートがずりあがって、太腿がみんな見えるのだけれども、彼女、気がついて... 続きをみる
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恭子と明彦、エピソード Ⅰ 恭子とは軽いキスだけ。それもふとしたはずみで1回しただけで、それ以来、ぼくらはキスしたってことに触れていない。 「明彦、疲れた!」 「ゴメン、大変だな、こりゃあ」 「何か飲みたい」 「コーヒー?マンダリンでいい?今挽くからちょっと待っててよ。ミルク入れるか?」 「うう... 続きをみる
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薫と明彦、エピソード Ⅰ 「妾腹の子供なのよ、私」 「ショウフク?」 「妾(めかけ)の子供!」 「だから、カオルの兄貴とは名字が違うのか。なるほど」 「だからねぇ、明彦、早くここはお勘定して、私と寝ようよ」 「ぼくは同級生の異父妹とこれから寝るのか?」 「イフマイ?」 「父親の異なる妹」 「そう、... 続きをみる
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フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)第八話 絵美 Ⅱ 👈NEW
フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ) 第七話 絵美 Ⅰ の続き 第八話 絵美 Ⅱ シリーズ「フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス(Ⅱ)」目次 第一話 清美 Ⅰ、1978年2月24日(金) 第一話 清美 Ⅱ、1978年2月24日(金)1978年2月27日(月) 第二話 メグミ Ⅰ、1978年5... 続きをみる
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シリーズ『A piece of rum raisin - 第2ユニバース』、第13話 洋子4、1985年12月9日(月)、日本、1985年12月10日(火)、ニューヨーク市警
シリーズ『A piece of rum raisin - 第2ユニバース』 第13話 洋子4、1985年12月9日(月)、日本、1985年12月10日(火)、ニューヨーク市警(NEW) 第12話 洋子3、1986年11月14日(金)、ニューヨーク、第ニユニバースの続き あらすじ 森絵美殺害の調査で... 続きをみる