フランク・ロイドのブログ

フランク・ロイドの徒然

A piece of rum raisin - 単品集、ヒメと明彦 Ⅰ

A piece of rum raisin - 単品集 ヒメと明彦 Ⅰ 1975年8月4日(月)  ぼくの中学高校の友人で仲里というヤツがいる。中学高校から学校から徒歩20分くらいのところに住んでいた。学校帰り、ぼくはよく彼の家に行っては暇つぶしをしていた。彼には妹がいた。仲里美姫といって、ぼくらの学校の一駅手前の女子校に通っている。ぼくが中学に入学した時、美姫は小学校6年生だった。妹みたいなも…

奴隷商人とその時代 Ⅴ

奴隷商人とその時代 Ⅴ 奴隷商人とその時代 Ⅴ ●奴隷の相場、娼婦の相場  1アウレウス金貨      =約5万円 =25デナリウス銀貨     =約2千円 =100セステルティウス青銅貨 =約20円 =400アス銅貨        =約5銭 これで相場を考えてきましたが、計算式が間違い。  1アウレウス金貨     約5万円、デナリウス銀貨25枚  1デナリウス銀貨     1デナリウス銀貨=…

奴隷商人 Ⅸ、第52章 ●奴隷商人50、紀元前46年

奴隷商人 Ⅸ 第52章 ●奴隷商人50、紀元前46年  ●砂漠行 4 【砂漠行11日目】 200+90キロ  30キロ、大スフィンクス方向に進んだ。残りあと3日。昨日のムラーとの話は重かった。第1~4ユニバースまでの運命がこの一戦にかかっていると思うと気が重い。どうしてもクレオパトラ7世は抹殺しないといけないが、できるんだろうか?  目的地の南の大スフィンクスは、ギザの大スフィンクスからほぼ南に…

北千住物語 第一章 出会い Ⅱ

北千住物語 第一章 出会い Ⅱ 八話 武くん、呟く  ある日の夜、ぼくはアパートでパソコンにむかっていた。ぼくの部屋は狭い。1K六畳に階段でよじ登るロフト四畳なのだからしょうがない。六畳は伸縮式テーブルと椅子を設置した。テレビを置く場所などないので、天井から床までの突っ張り棒で32インチのテレビ兼パソコン・モニターを壁掛けにしている。それに無線のHDMIの送受信機を組み合わせて、ノーパソとTVモ…

北千住物語 第一章 出会い Ⅰ

北千住物語 第一章 出会い Ⅰ 一話 美久さん、出現  いろいろと考えた末、ぼくは一人暮らしを始める。大学の通学に便利なら実家でいいのだ。京王電鉄井の頭線神泉駅なのだから、大学はすぐ隣の駅。家族は止めなさいよ、お金の無駄よ、と止めた。だけど、アルバイトでアパートの賃貸はどうにかなりそうだし、生まれてはじめて一人で暮らすことに非常に興味を覚えたのだ。  どうせなら、遠くが良い。それも下町が良い。北…

奴隷商人 Ⅸ、第51章 ●奴隷商人49、紀元前46年

奴隷商人 Ⅸ 第51章 ●奴隷商人49、紀元前46年 ●砂漠行 3 【砂漠行10日目】 200+60キロ  今日は絵美と二人きりだ。絵美が、今日は私の番よ、みんな出ていって頂戴!と小テントからみんなを大テントに追い出した。珍しいこともあるもんだ。第1夫人の強権発動とは。 「ムラー、昨晩はどうでした?」と聞かれた。 「あのなあ、高校1年生の可愛い処女と高校2年生のクレオパトラそっくりとやるなんても…

ヰタ・セクスアリス - 雅子 16(エピローグ)、二度と相まみえることはない、運命は交差しないと言ったじゃない!美沙子の嘘つき!

ヰタ・セクスアリス - 雅子 16(エピローグ) ●絵美と洋子1、1983年1月15日(土)  ぼくと絵美は銀座をぶらついていた。並木通りのレストランで食事をしたり、ウインドーショッピングをしたりした。なぜか、彼女はぼくと一緒の時に下着を買いたがる。それもきわどい下着を買うのだ。そのくせ、ぼくらはセックス一歩前までいきながら、出会って3年近くも経つのにセックスをしなかった。別に彼女が拒んでいるわ…

奴隷商人 Ⅸ、第50章 ●奴隷商人48、紀元前46年

奴隷商人 Ⅸ 第50章 ●奴隷商人48、紀元前46年 ●砂漠行 2 【砂漠行7日目】 200+30キロ 「アルシノエは知性体が入っているわけじゃない。こいつを第4夫人にするつもりはない。ゆくゆくは素質があれば、ソフィア、ジュリアの次をやらせてみてもいいかな?と思うんだが・・・」と言うと、 「アルシノエを私とジュリアの次ですって?旦那様、私とジュリアはどうするおつもりです?」とソフィアが食いつく。…

奴隷商人とその時代 Ⅳ

奴隷商人とその時代 Ⅳ ●紀元前46、47年前後の出来事  4.の年代がピンと来ないですが、2023年の今年、紀元前46年は2069年前にあたります。日本で『卑弥呼の日食』と言われる天岩戸伝説が起こったのが西暦247年。今から1776年前ですが、それでも紀元前46年は、『卑弥呼の日食』よりも293年昔。ピンと来ないんですよ。  そこで、1985年に射殺された森絵美という20世紀の女性の記憶・思念…

奴隷商人とその時代 Ⅲ

奴隷商人とその時代 Ⅲ  ●イスラムの一夫多妻制度  ●奴隷制度  ●奴隷制度・ハレムと一夫多妻制  ●奴隷商人ムラーの商売 ●イスラムの一夫多妻制度  3項で、ハレムと聞くと、オスマン帝国のハレム制度を想像する人は多い。『ハレム』自体、トルコ語だから、紀元前46年の世界では、現代のトルコ共和国のアジア部分、アナトリア半島はローマ帝国の属領なので、中近東・エジプト世界でハレムという言葉も概念もこ…

奴隷商人とその時代 Ⅱ

奴隷商人とその時代 Ⅱ 女性にとって重要な鏡。 ●古代の鏡  これも古代ローマで21世紀の鏡を想像されては困ります。あんな平板で昔は銀メッキされたガラス製の鏡など、1317年、ベニスのガラス工によって発明された。ガラスに皺のない錫箔を置き、その上に水銀を放置。1カ月ほどかけて水銀アマルガム(水銀と他の錫との合金)として密着させ、余分な水銀を洗い流すというものでした。  ガラス鏡を日本に伝えたのは…

奴隷商人とその時代 Ⅰ

奴隷商人とその時代 Ⅰ  異世界ファンタジーで、ウンコをどう拭くか?とか、お風呂の話をしつこく書くのは私くらいでしょうか?  いつも私が書くフィクションは、日本を舞台として、せいぜい1970年代からのラブコメであったり、SF・近未来小説であったりします。登場人物もほとんど日本人です。  その私が、紀元前46年、47年を中心とした古代エジプト、古代ローマのお話を書き出したか?  塩野七生さんの『ロ…

奴隷商人 Ⅸ、第49章 ●奴隷商人47、紀元前46年

奴隷商人 Ⅸ 第49章 ●奴隷商人47、紀元前46年 ●砂漠行 1 【砂漠行6日目】 140キロ  昨晩は、ムラー様と絵美/エミー様に可愛がっていただいて大変満足。絵美様が、私が16才の時、そんなに性欲があったかしら?と言う。エミー様が、12才頃から始めないとガキを十分産めねえじゃねえか、絵美の生きていた時代は安心安全で贅沢だったんだ、この時代は、早熟じゃないと生き残れないんだよ、と言う。なるほ…

A piece of rum raisin - 単品集、薫と明彦

A piece of rum raisin - 単品集 薫と明彦 ★薫と明彦、エピソード Ⅰ  久しぶりの土日の連休がとれた。  会社のある神田を出て、さて、どうしようか?と思った。同僚は飲もうぜ、と言ってくれたが、どうにも東京で飲む気はしない。ぼくの帰る場所は横浜だ、東京ではない。  6時45分に神田駅の京浜東北線に乗った。7時18分には降りるはずの鶴見駅に停車した。でも、降りる気はしない。電…

奴隷商人 Ⅷ、第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ 第47章 ●奴隷商人45、紀元前46年  ●アルシノエの苦情  小テントで、ムラー様、絵美様と私、イシス、マンディーサとムスカ、侍女頭のアルシノエが一緒に夕食の席についた。ムラー様がツンデレのマンディーサが、やっと告白したか、おめでたいというので、二人を招待したのだ。  いやぁ、マンディーサをやっちまわなくて良かったぜ、とムラー様が言って絵美様に思いっきりつねられた。この下品な男め…

奴隷商人 Ⅷ、第46章 ●奴隷商人44、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ 第46章 ●奴隷商人44、紀元前46年  飛んでいったらあっという間だった。砂漠、土漠上空を十数分飛んで、地中海の海岸線に出た。アレキサンドリア寄りの私たちの船が停泊している小さな漁村に着いた。二千メートルから徐々に高度を落としていく。  アフロダイテ号とアルテミス号の甲板が見えた。ムラーの指示通り、漁港から少し離れた沖合に停泊している。だが、数隻の小型船舶が横付けされている。小型…

奴隷商人 Ⅷ、第45章 ●奴隷商人43、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ 第45章 ●奴隷商人43、紀元前46年 ●クレオパトラの狙い  ベルベル人盗賊団の一人を生きて捕まえた。他は皆殺しにした。なぜ、こいつらはアヌビスとホルスのお先棒を担いでいたのか、頭を鷲掴みにして意識を探った。 ギザのピラミッド近くのエジプト王国の行政事務所が見えた。王国の行政官がベルベル人たちを集めて指示していた。(いいか?これが似顔絵だ。写して手下どもにくばれ。エジプト王国が探…

奴隷商人 Ⅷ、第44章 ●奴隷商人42、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ 第44章 ●奴隷商人42、紀元前46年 ●戦闘  ムラー様たちは、ホルスを迎え撃つために飛んでいってしまった。残っているのは、38人の人間だけだ。絵美様が堀を掘って擁壁を作ったと言っていたが、相手はベルベル人の盗賊団30人とアヌビス20頭だ。ムスカは大丈夫なのかしら。 「マンディーサ、アヌビスはジャッカル頭だろ?鼻が効くんじゃないかな?」とキキが言う。なるほど。私たちは、風下の砂丘…

奴隷商人 Ⅷ、第43章 ●奴隷商人41、紀元前46年

奴隷商人 Ⅷ 第43章 ●奴隷商人41、紀元前46年 ●斥候  ふぇ~、絵美様はとんでもないイメージを私に見せるし、アイリス様は私をいたぶって犯し続ける。ヘロヘロになった。眠い。女同士はキリがない。出して終わりじゃないんだもの。彼女たちで、あれだけスゴイなら、もしも、ムラー様に抱かれたらどうなるんだろう?いやいや、ムスカ以外の男とはしない・・・まだ、キスしてオッパイを揉まれただけだった・・・だけ…