フランク・ロイドのブログ

フランク・ロイドの徒然

奴隷商人 Ⅶ、第42章 ●奴隷商人40、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ 第42章 ●奴隷商人40、紀元前46年 ●斥候  ふぇ~、絵美様はとんでもないイメージを私に見せるし、アイリス様は私をいたぶって犯し続ける。ヘロヘロになった。眠い。女同士はキリがない。出して終わりじゃないんだもの。彼女たちで、あれだけスゴイなら、もしも、ムラー様に抱かれたらどうなるんだろう?いやいや、ムスカ以外の男とはしない・・・まだ、キスしてオッパイを揉まれただけだった・・・だけ…

奴隷商人 Ⅶ、第41章 ●奴隷商人39、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ 第41章 ●奴隷商人39、紀元前46年 ●絵美とアイリス  小さい方のテントをのぞいてみた。絵美様とアイリス様だけがいた。毛布が川の字に並べられている。ああ、今日は彼女たちとアルシノエがこっちで寝るのかしら?と思って別のテントに行こうとしたら、絵美様が「マンディーサ、何処へ行くの?入ってらっしゃい」と言う。「ハ、ハイ」 「今晩は、あなた様方とアルシノエと三人でこちらで寝られるんだな…

奴隷商人 Ⅶ、第40章 ●奴隷商人38、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ 第40章 ●奴隷商人38、紀元前46年  ソフィア様、ジュリア様が奴隷女と娼婦に「お前らも海賊どもと同じ金貨百枚のご褒美が出るんだから、欲かいて商売するんじゃないよ!やっちゃいけないとは言わない。そっと男どもと外で逢引するのはかまわない。でも、手下共にも金は払うな、と言ってあるからね。商売したヤツは乳房を切り落としてやるから覚悟おし!」と言い渡す。  年嵩(と言っても20才ちょっと…

レイニーブルー

レイニーブルー レイニーブルー/徳永英明 cover by 島谷ひとみ 島谷ひとみ / 「レイニーブルー」【Studio Live Movie】 レイニーブルー/徳永英明 cover by Uru レイニーブルー / 徳永英明 ピアノ  Uru レイニーブルー/徳永英明 cover by 武藤彩未 レイニー ブルー - 徳永英明(cover by 武藤彩未) レイニーブルー/徳永英明 cover…

フランク・ロイドのYoutube Channel

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残酷な天使のテーゼ

残酷な天使のテーゼ - 若菜 【Evangelion OP】残酷な天使のテーゼ/高橋洋子(Covered by コバソロ & 若菜) Love Harmony’s, Inc.『残酷な天使のテーゼ』 Love Harmony’s, Inc.『残酷な天使のテーゼ』Official Music Video 残酷な天使のテーゼ - 高橋洋子 残酷な天使のテーゼ - 高橋洋子(フル) 残酷な天使の…

金曜日の夜のものすごいポップス&ロック Ⅶ ― She Used To Be Mine

ミュージカル『ウェイトレス』は、映画『ウェイトレス 〜おいしい人生のつくりかた』が元になっている。ストーリーは、 アメリカ南部の田舎町でウェイトレスをしているジェナ。彼女はパイ作りの天才で、自分の気持ちを込めたオリジナル・パイが評判だった。しかし、私生活では夫アールの嫉妬深さにより自由のない日々を味わっていた。ジェナは同僚に相談し、家出を決意。順調に家出計画を進行していたが、ジェナの妊娠が発覚す…

金曜日の昼のものすごいポップス&ロック Ⅵ ― ビリー・アイリッシュ

金曜日ってさあ、意外とお別れが多いんだよね。日曜日だと相手の打撃が月曜日にもろ出るから遠慮。土曜日だと、明日、日曜日でウヤムヤにされそう。そう、別れを切り出すなら金曜日の午後。 え?あなた、もろにそれ?別れを切り出された?それは私の責任じゃない。 金曜日の『フランク・ロイドの音楽』は、チェロとピアノのデュオから始めましょう。 アデル・・・おっと間違い、サラ・ブライトマンの『Time to Say…

奴隷商人 Ⅶ、第39章 ●奴隷商人37、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ 第39章 ●奴隷商人37、紀元前46年 ●ジュリアとムスカ  早朝から糸を垂れているけど、全然釣れやしない。やっぱり釣りは夜なのか?何で絵美様は急にヒラメのムニエルが食べたい、なんて言い出すんだろう?昼ごはんは、ムニエルよね?ね?ジュリア!と言い出す。  船倉を覗くと、ピティアスの手下ども、二晩続いた乱交パーティーで使い物にならなくなっている。これじゃあ、釣りを頼むって感じじゃねえ…

木曜日の朝のさよなら Ⅱ

くじけて折れそうな時、落ち込んでいる時、そんな時にはこの曲を聞いて元気を出しましょ。不運や不幸を嘆く、それは辛い現実に向き合うよりも楽。でも、結局、それでは何も変わりませんけど。 でも、「I Will Survive」の女性は、そんなことは止めて逆境に打ち勝てと言います。一歩を踏み出す時、かもね。 I Will Survive - Vintage '40s Jazz / Latin Ballro…

奴隷商人 Ⅶ、第38章 ●奴隷商人36、紀元前46年

奴隷商人 Ⅶ 第38章 ●奴隷商人36、紀元前46年  ●ムラーの寝室 2  ●マンディーサ  アルテミス号に行ってみると、もう既に娼婦たちが列を作って待っていた。まだ朝早いのに百人ぐらいいる。昨晩、選別された女たちは、列の前の方に並んでいた。そりゃあ、銀貨50枚と手下たちからの心付け、見たことのないような服をもらえて、飲んだこともないような酒を飲んで、バーベキューでラムとツナがふんだんに出れば…

奴隷商人 Ⅵ、第37章 ●奴隷商人35、紀元前46年

奴隷商人 Ⅵ 第37章 ●奴隷商人35、紀元前46年  ●神殿巫女・奴隷娼婦の選別  ソフィアもジュリアも、アルテミス号でどんちゃん騒ぎをするための娼婦の選別は慣れたものだ。15人の募集にこんな辺鄙な漁港に200人、集まってきた。この漁港周辺、30キロぐらいの娼婦全員が集まってきたようなものだ。  いろいろな階層がいた。街道の旅籠にいるフリーランスの私娼もいれば、夫、父親母親に連れられた普通の家…

奴隷商人 Ⅵ、第36章 ●奴隷商人34、紀元前46年

奴隷商人 Ⅵ 第36章 ●奴隷商人34、紀元前46年  ●大スフィンクス  ●神殿巫女  ●ムラーの寝室 1 ●ムラーの寝室 1  変な部屋だなあ、とムスカは思った。ムラーの寝室だ。天井から柄の部分が固定されていて、ロープで連結されているうちわが、4x4、16枚あって、バネで動くようになっている。それで風が起こって心地よい。ムスカの寝る場所の船倉も通風孔が設けてあって空気の循環はあるのだが、風が…

奴隷商人 Ⅵ、第35章 ●奴隷商人33、紀元前46年

奴隷商人 Ⅵ 第35章 ●奴隷商人33、紀元前46年  後部甲板下のキッチンに降りた。早番の料理係が小麦粉を既に挽いていて、パスタを延ばしている。久しぶりのフレッシュパスタだ。料理番に「ムスカがイカとカラス貝を取ってきたと思うけど?」と聞くと、大きな籠にイカが数十匹置いてあった。カラス貝も山盛り、壺にある。漁師の息子は伊達じゃないんだね。侍女も起きてきたので、手伝わせて、キャビンの人間用のパスタ…

奴隷商人 Ⅵ、第34章 ●奴隷商人32、紀元前46年

奴隷商人 Ⅵ 第34章 ●奴隷商人32、紀元前46年  ●リビア沖 「へぇ、この前まで、ベルベル人の盗賊団に入ってましたんで、わかりやすが、それが何か?」 「いえ、ちょっとね・・・ムスカ、腕っぷしは?」 「へぇ、半月刀を少々。自流の二刀流を使います。あと、弓矢ですかね?」 「ふ~ん・・・ねえねえ、私と半月刀で勝負しない?腕が良ければご褒美をあげるわ」 「アイリス様、私は、こういっちゃなんだが、娘…

奴隷商人 Ⅴ、第33章 奴隷商人31、紀元前46年

奴隷商人 Ⅴ 第33章 奴隷商人31、紀元前46年  神殿から離れた地下通路の出入り口の兵士はすぐ片付けられた。私たちは地下通路を神殿方向に進んだ。しかし・・・ 「おい!アイリス!なんでこうなるんだよ!」とエミー様が怒鳴る。「お前、地下通路の横道を塞ぐ鋼鉄製の下がり格子があるなんて言ってなかったじゃねえか!」 「そ、そんなこと言われても。私はクレオパトラに連れられて、見て回っただけで、格子が落ち…

奴隷商人 Ⅴ、第32章 ●奴隷商人30、紀元前46年

奴隷商人 Ⅴ 第32章 ●奴隷商人30、紀元前46年 ●アレキサンドリア市内  アフロダイテ号とアルテミス号は、アレキサンドリア港に入港した。  紀元前332年、アレクサンドロス3世によってナイルの大三角州を抱きかかえるような半島の真ん中にアレクサンドリアが建設された。アレクサンドロス3世の死後、彼の部下のプトレマイオス1世がエジプトを統治下に置いた。プトレマイオス朝である。  プトレマイオス朝…